Rのライフハック

再浮上を目指して

誰でも”1分で”できる頭の体操「ゼロ秒思考」〜やり方解説〜

今日は自分なりに「ゼロ秒思考」の”やる意義”と”やり方”について書いてみたいと思います。

 

とはいえ、私もやってみて1週間足らず。すでに何ヶ月も何年も続けている人たちには恐れ多いですが”アウトプット”が自分の成長に繋がると思いキーボードを叩いてみます。

ゼロ秒思考」を”やる意義”

結論から言うと、ゼロ秒思考は「究極の職業訓練だと感じました。

一般的に社会人のスキルとして教えられるのは”MECE”や”ロジックツリー”といった「フレームワーク」ですが、一般化された手法では思考の深掘りに限界があると思います。

実際に私も「フレームワーク」を使ってきましたが、結論がフワッとしていることがしばしば。

結局、何が足りていなかったか分析すると「思考の深さ」が足りていませんでした。

 

「相手の立場で考えられているか」「場面のイメージができているか」「複数の事柄の関連性が見えているか」といった想像力を鍛えないことには「フレームワーク」を使っても浅い結論しか出てこないなと。

 

誰でも時間をかければ、深いところまで思考することができると思います。

しかし、忙しい毎日を過ごすビジネスマンにとって「瞬時に想像できるスキル」というのは”超重要”であり、それさえできてしまえば、どこの会社にも1人はいる”スーパーサイヤ人”になれると思います。逆にいえば、それさえ鍛えられていたら周りからすぐにでも”スーパーサイヤ人”認定されることでしょう。

 

最初は、軽い頭の体操として始めてみたゼロ秒思考も、1週間経つ頃には自分の仕事と重ね合わせて、「極めてしまえば仕事の効率がめっちゃ上がるじゃん」と感じたところです。

ゼロ秒思考」の”やり方”

さてタイトルに戻りますが、このゼロ秒思考を極めると

「現状認識」→「課題抽出」→「対応方針」→「意思決定」→「実行」

のルーティーンをほとんど”0秒”でできるようになります。

 

そこに至るまでにはたくさんの時間を要しますが、それでも1週間続けるだけでも何かしら得るものがあったと感じています。

そんな1週間のダイジェストはリンクを貼っておくので気になればチェックください!

 

itani.hatenablog.com

 

itani.hatenablog.com

 

itani.hatenablog.com

 

それでは、「やり方」について順を追って説明していきます。

1.用意するもの

・A4用紙

・ボールペン

・タイマー(スマホのアプリ程度でOK)

たったこれだけ!

 

「もう用意はできたでしょうか?」

 

2.上に「お題」下に「箇条書き」

ではさっそく書いていきましょう。

A4用紙を横向きに置いて、上の方へ「お題」を大きめな字で書いてください。(雰囲気出るので下にアンダーラインを引いてみましょう)

お題はなんでも構いません!「最近モヤモヤしていること」や「今日やりたいこと」そんなことで大丈夫です。

次に、お題の右側へ「今日の日付」と「ページ番号」を書いてください。

最後に、お題に関することをタイマーが”0”になるまで「箇条書き」してみましょう。

◆ポイント◆
・1件ごとに1ページ使う
・箇条書きは4〜6つ、各20〜30字ほど書く
・「お題」「日付」「箇条書き」全て含めて1分以内
・毎日10ページこなしてみましょう(できない日があっても大丈夫!)

 

それでは、タイマーを1分にセットして、スタートボタンを押しましょう。

「よーい、スタート」

 

〜10秒経過〜

 

 

〜30秒経過〜

 

 

〜50秒経過〜

 

 

「はい、ストップ!手を止めてください」

「まだ書きたい気持ちはわかりますが、続きは次のページに持ち越してください」

 

初めてだった方は思いのほか手が動かなかったことでしょう。

私も始めた時は「お題」の設定が下手くそで、全然内容が思いつきませんでした。

 

でもどうでしょう、心の中が少しはスッキリしたのではないでしょうか。

このように自問自答を繰り返していくことで、より思考の深いところまで辿り着くことができます。そしてその先に物事の”本質”が見えてきます。

 

「タイトルはなんでも良い。頭に浮かんだまま、躊躇せずに書く。」

「難しく考えることは何もない。難しく考えてはいけない」

「今日あるタイトルで書いても,明日またその言葉,あるいは似たような言葉・フレーズが浮かぶことがある。そういう場合は躊躇なく,もう一度書く。」

「思いついたこと、気になること、疑問点、次にやるべきこと、自分の成長課題、腹が立って許せないことなど、頭に浮かんだことはなんでも書く。頭に浮かんだそのままフレーズを書き留める。」

「もう1つ大事なのは、メモは思いついたその場ですぐに書くことだ。夜寝る前にまとめて10ページではなく、原則、思いついたその瞬間だ、何かが気になったその時、擦れる前に書き留める。このやり方が一番新鮮な気持ちで書くことができる。」

 

【引用:赤羽雄二(2013) 『ゼロ秒思考 頭がよくなる世界一シンプルなトレーニング』 ダイヤモンド社 より一部抜粋】

 

3.「お題」に迷ったら

最後に、「お題」について少し触れて終わりたいと思います。

まず「お題」として、私がやってみたものがこちらです。

  • どうすれば仕事の”スピード”を上げられるのか?
  • 仕事が”うまくいく時”、”いかない時”は何が違うのか?
  • どういう時に”集中力”が途切れてしまうのか?
  • 企画書の”クオリティ”を上げるにはどうしたらいいのか?
  • 今日仕事で仕上げてしまいたいことは?
  • 見やすい”資料”とはどのようなもの? ... etc

どんな「お題」を設定したらいいか悩んだら、ネットで調べると色々な例が出てくるので参考にしてみてください。

私が参考にしたサイトはこちらです。

【実例167個】0秒思考のテーマに迷った人必見!お題の作り方や考え方を紹介!

 

 

正直「お題」は何でもいいんです。重要なのは、一つのテーマを”どれだけ深掘りできるか”

やり方は簡単、箇条書きしたものをそれぞれ「お題」にしちゃえばいいんです。

 

一つの「お題」を深掘りすると、徐々に難しい問題が小分けにされ、分解して整理することができ、同時に全体像がスッと頭に入ってきます。

さらに深掘りに加えて、一つの「お題」に対して色々な角度、立場、役割からアプローチしていくことでより多角的に問題を捉えられることができます。

 

せっかくやるのであれば、ここまで本気になってやってみてもいいのではないかなと。こなすことに追われて本質を見失わないよう、原点に振り返りながら私もやっていきたいと思います。