【灼熱】夏のビジネスマンのオアシス「卓上扇風機」が壊れた話〜続き〜
前回の話はこちら
(続き)
「さっそく分解を始めます。」
主な症状は”スイッチを入れても羽が回らない”こと。
まずは、カバーを外して軽く指で羽を回してみる。すると少しの間回転をするがすぐに止まってしまう。
「少しの間でも回転するということから断線まではしてなさそうだ。」
「おそらくモーターに何か問題があって回転しないのだろう。いや、きっとそうだ。」
次に扇風機をひっくり返し、下側の蓋を外してネジを剥き出しにする。
「ふ〜ん、案外単純そう。」
「これは同じ轍を踏まなくてすみそうだな、もしかしたら直せるかもしれない!」
ネジをひとつづつ緩めて、さらに奥へと進んでいく。
ついにこの扇風機の核と思われる基板が出てきた。
「はっはーん、こいつがこの扇風機の頭脳というわけだな。」
「昔CDプレーヤーを分解した時はここから白煙が上がって壊れたんだっけ、今回はより慎重に扱っていこう。」
「それにしても内部はシンプルだなぁ。」
基板にくっついていた電線を取り外し、今回の故障原因と思われるモーターが出てきた。
「これが諸悪の根源か、よっしゃいっちょ直してやろ!」
「いや、でも待てよ。このモーター羽の動作と全く関係ないじゃん。」
「ひょこっと奥から出ているこの赤と白の線が怪しいな。」
「分解を続けます。」
「あともう一息。」
「出てきた!」
ここまでバラすのに一時間近くかかりました。
最後に、モーターを取り出してみると
「赤い線の方の根元が焦げてる?」
「もしかしたらこれが回転に影響してたのかな。となるとモーター自体を取り替える必要があるのか。」
「縁にある爪みたいなのを外したらもう少し解体できそう。」
「解体を進めます。」
「ニッパを爪に引っ掛けて・・・」
「いーーや無理!!全然爪に引っかからんて!」
「はあ、もう疲れた、終了!」
「モーター交換したらいけそうだな、アマゾンで探してみるか。」
「えっと、型番は、、”RF-500TBー18280”ってやつね。相場わからないけどモーターだったら数百円かな、直してメルカリに出品でもしてみるかな。」
「う〜ん、3つ入りで1000円か。ひとつ300円くらいということね。」
「しかし3つはいらんな〜。」
「ていうか、はんだこてもないしモーター買っても修理するのは無理だな。」
「うん、もう満足。」
「最後に分解した部品を写真に収めて、捨てよ。」
学生時代の時のように自分の手でとどめを刺すことがなかったから成長したと考えよう。
しかし、こんな小さい扇風機でもこんなに部品が入っていたんだな。機械ってすごいな。
メーカー保証も1年だったし、1年で壊れてしまうのは妥当なのかなと思い次の扇風機を探しにまた家電屋に足を運ぶことにしました。
おしまい。